あんぽんたんの日記

四半世紀生きました

無職子供部屋おじさんから、サンタさんへ

https://4.bp.blogspot.com/-tap-4_bgqig/VIKnAnx9sRI/AAAAAAAApa4/2mquW9WT1SA/s400/christmas_santa_hello.png

 

サンタさんへ。

 

金と友達と彼女と自由と尊厳と地位と名誉と夢と希望、この世のすべてをぜーんぶください!!

 

願いは書いたので、あとはクリスマスの朝、靴下のなかにすべてが入っているのを待つだけである。楽しみだなぁ。もうこの記事はこれで終わりにしてもいいくらいである

 

ところで、単純に欲しい物、というと物質的な意味合いが強いのだが、これは形のないものに対しても適用できる願望である。そのうちの一つ「」について考えみた。

夢とは世間体をたもったまま金を得る手段

https://1.bp.blogspot.com/-mdXnXsOmnso/XkZcuSJXMGI/AAAAAAABXO8/Q6m6aAXa9JsGEnvo6nsdGHeQCn7ZdspQgCNcBGAsYHQ/s400/baseball_bunt_man.png

小学生に将来の夢を作文にして書かせると、ほとんどの子供からは、「職業」という形ではっきりとした答えが返ってくる。というかそう答えることを大人から要求される。なので、「僕の夢は世界征服!」と答えるマケドニアの大王のような小学生はいない。この他、忍者、侍、海賊王とかも金にならないのでダメである。

このことから、現代の学生の夢というものは職業選択として捉えられていることがわかる。すなわち「いかにして金をもらうか」という意味だ。それ以前の封建社会では夢(野望?)は職業選択という形で語られるものではなかった。

実際の小学生の回答を見ると、男子の場合は、スポーツ選手、医者、警察官、少しエッジのきいたものだとYoutuber、マンガ家、ゲームクリエイターなんかも入ってくるであろう。

女子の場合だと、パティシエ、看護師、保育士、教師なんかが人気になる傾向がある。

いずれにしても、堅実な仕事を除けば「有名になってがっぽり儲ける」ことが至上の価値であり、そのことによって人格まで称賛される世相なのは間違いない。

将来の夢はパパ活

しかし、金を得る手段なら何でもいいわけではない。

例えば、「私の将来の夢はパパ活です!」といってもあまり好意的には受け入れられないだろう。もちろん水商売全般、ヒモ、麻薬の売人、生活保護なんかも同様である。「お嫁さんになりたい!」も今では通用しないかも知れない。

なんでも好きなことを書いてもいいという割にはずいぶんと制約が多いのである。

こうしてみると、教育の段階で願望さえ類型化されているんだなぁと思った。

 

ちなみに僕は、小6のときに将来の夢を書く作文でなにも思い浮かばなかったので、その旨を担任に相談したら「テキトーに書いとけ」とのアドバイスを受け、『フードコーディネーター』と書いた。深い意味はまったく無く、書いている段階から目指す気のない嘘である。この時点で無職の片鱗を見せていたように思う。

大人の夢

中学、高校になるにつれ現実的な職業を視野に入れる人間が増える一方で、なんの夢や希望も持たなくなる人間も増えてくる。彼(女)らに将来の展望を尋ねると「今が楽しけりゃいいかなー」という答えが返ってくる(本人談)。

そして、社会に出て5年くらい経てば、大概の人間は夢や希望なんて青臭いことは考えもしなくなる。それを唱えられるのはごく少数の成功者か夢追い人だけ。野心がなければ、「幸せになりたい」「楽しく暮らしたい」みたいなことを呟きはじめ、少なからぬ人間が、学校教育を終えた段階での能力や運に応じた報酬を手に、何十年か生きて骨になるのである。そりゃ異世界転生したくもなるラノベのタイトルは若者の願望なのだ。

といっても、誰もがそこまで閉塞的な人生観を持っているわけではない。近代化にともなってライフスタイル自体はどんどん多様化してきているからだ。年金や終身雇用は過去のものになりつつある。

それを踏まえて、大人の夢をあげると、それは主に仕事と異性の問題にまとめられる

仕事の面からいくと、出世、キャリアアップ、起業、事業展開、早期リタイアなどが挙がると思う。異性関係では、結婚と出産だろう。どちらも能力や魅力があった上での選択肢なのは言うまでもない。

更に年を重ねると夢は、幸福、平和、健康などに波及していく。ここまでくると、もはや夢は現実から概念になる

ふとGoogleで『高齢者 夢』と検索したら睡眠障害に関するページがトップに出てきた

 

こうして考察を重ねた結果、夢は未来に矛先を向けた想像なので、精神的に若い人間、若くいることを許された人間にしか持てないものだろうと思った次第である

明日にすべてをたくす

そろそろ明日のために靴下を用意しなきゃ!(ウキウキ)

https://livedoor.blogimg.jp/sokuhoujapan-news/imgs/5/1/51d5d22b.jpg

うるせぇなぁ