あんぽんたんの日記

四半世紀生きました

ポケモンユナイトが僕にくれた3日間

サンダーの鳴き声で目が覚める

間違いなくこのゲームで最強のポケモンです。

9割サンダーを倒したチームが勝つので、それまでの8分間はサンダー登場までの準備時間です。

 

3日で40時間くらいプレイしているのですが目が潰れそうです。

無課金+完全ソロという苦行を自らに課す修行僧となりました。

 

ちなみにプロスペクト理論によると、人間は利益よりも損失に心理的価値を重くつけるそうです。(2倍以上)

 

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つまりこの理論で考えると、5割の勝率で勝ち負けを繰り返していても精神はどんどん疲弊してくるというわけですね。

 

僕は疲弊しています。

 

どうでもいいけどカイリキーさんとゲンガーさん。もう許してください。

 

MOBAという苦行

YOU LOSE!

 

「はぁ~?何じゃこのクソゲー。もう二度とやらんわ。」(しかしコントローラーを強く握り締めている)

 

こんな頭のおかしいことを数時間も繰り返していると躁鬱になりそうです。

 

LoLでも全く同じことをしていたのでもう頭がおかしくなっているのでしょうか。

 

ポキャモンユネェト

ポケモンユナイトついに配信!

世界のMOBAブーム(主にLoLなのですが)に乗っかる形でポケモンを使ってMOBAを体験できるゲーム「ポケモンユナイト」がついに配信されました。

 

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早速配信と同時にダウンロードして、2日間狂ったようにプレイしたので所感を書いていきたいと思います。

 

ランクとしては完全ソロでエリート1までやってみました。最高確か180位くらいまでいって、どんどん負けたので萎えて一旦辞めました。

5人でプレイしても1人でプレイしても同じ括りなのは少し釈然としませんが、そんな人脈も実力のうちなのでしょう。

 

誰か僕と遊んでください。(泣

ライトなMOBA

内容としては本家MOBAのタワーを折る陣地取りゲームの要素も多少はありつつも、中心となる内容はモンスターやプレイヤーを倒して入手できるポイントを相手陣地にバスケットボールのように得点として決めていくゲームです。

いくら敵を倒しまくっても得点しなければ勝利はできないので、当然の帰結になるのですが

 

戦うゲームではない

 

MOBAジャンルに慣れていない人が最も最初に誤解する要素ではあります。

 

しかしそんな人でも入りやすく、操作性も簡単にできていて、とっつきにくい印象のあるゲームジャンルの印象をガラッと変えてしまった感じがします。

それはひとまず置いといて

レーティングや勝利を追い求めすぎて疲れ果ててしまうのをそろそろなんとかしたいです...

その割にはゲーム自体は自慢できるほど上手くもなく、かといってびっくりするほど下手でもないのです。

 

中途半端だからこそ形のあるものに執着するんだろうなぁと思いました。

TFTマスター到達

ようやくマスターになれました

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約1ヶ月ほどの期間にてマスター到達です。

 

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ゴールドとダイヤ上位で一皮剥けるのに結構苦労しました。

 

最後は2連続8位を記録したこともあるヤスオキャリーにて1位を達成し、マスターへと昇格しました。

 

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ここまでを振り返って

ランク戦を始めてすぐにゴールド帯で停滞したのですが、まだ我流でメタ研究してたり底の浅いプレイをしてたのが印象的でした。

まず自分で試行錯誤した末でないと他の考えを取り入れられない性格がよく出ていると思います。

 

結局結果が出ないので、上位プレイヤーのプレイを参考にしたのですが、そこからのほうがこのゲームを真に楽しめたような気がします。

勝てるから楽しいというのもありますが、それ以上にどんどん新しい発見をして楽しみ方の幅が広がる感じが面白かったです。

 

ミシェル・ド・モンテーニュの「エセー」にて

変えられない考えは悪い考えである

 

まさしく自分の視野の狭さを自覚することが僕にとっては大切なことでした。

 

対戦ゲーマーのメンタリティ

技術的な要素と同じくらい精神面も重要だと思います。

勝ってる時ほど辞めたくなって、負けまくって頭がおかしくなってる時ほど回したくなるんですよね。

運も絡んで勝ちが重なると、失うものができた気がして負けるのが怖くなり、逆に負けがこむと勝ちに固執し始めて、試行錯誤の無い幅の狭いプレイを延々と繰り返してしまうのです。

これは本当に良くなかった。本来逆であるべきで、調子の悪い時ほどプレイを見つめなおす時間を増やすべきなのだと思います。

 

結果は過程にあるもので、目標にするとあまり良い結果は生まれないですね。

「勝つこと」よりも「上手くなる」ことが結局近道なのかもなぁとの感想です。

※ただしイケメンに限る?

福山雅治のラジオにて

少し前にぼんやり動画サイトを徘徊していたら、イケメン芸能人である彼のラジオにて

 

男は顔じゃない

 

としみじみ語っているのを発見しました。

これは確かにその通りだとは思うのですが、それ以上に

 

説得力ねぇ~

 

と強く感じました。

「男は顔じゃない」と断言できるのはルックスにおいて恵まれていない男にしかできない、というより説得力を持たないと思います。

最近のニュースで新垣結衣星野源が結婚したことを知ったのですが、美人と名高い新垣結衣と結婚した星野源は確かに顔じゃないことを証明していると思う。なぜなら彼はイケメンではない(と思う)から。

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当然ルックス以外の魅力的な要素をふんだんに兼ね備えていて、その魅力的な部分が彼の自信を担保しているので、結果外見的にも魅力的な雰囲気を兼ね備えることにはなるのですが。

やはり女性に比べて外見以外にも職だったり資産だったり地位だったり、総合的な評価にて判断されるのが男性なのだと思います。

ザ・ゲームの説得力

海外でベストセラーになったナンパ本です。

この本は20代半ばまでほとんどモテず、花嫁募集サイトで相手を探していた筆者が、ナンパを覚えて狂ったようにモテまくる話です。

この話は、筆者自身がルックスにはほとんど魅力が無かったという点がなによりも説得力を持っているように思います。

筆者のルックスとしては

165cm程の身長、メガネ、ガリガリ、20代にして薄くなった頭、でかい鼻、ビーズみたいに小さい目。

このような特徴があったみたいです。

結果的に頭はスキンヘッドにしたり、メガネを辞めたり、ジムに通ったり、外見に関してできる限りの努力はするのですが、鼻や目の形や身長といった基本的な要素には手を加えていません。むしろ女性が男性に求めている美の基準はそこまで高くないことを早々に見抜いています。

女性が外見に払う労力に比べるよりは、はるかに少ない労力で「まとも」に見てもらえるのが男性ということを体現しています。

ナンパ本として有名になった本書なのですが、筆者の私小説としても楽しめる内容でした。

 

一方女性においての容貌は男性以上の意味を持っていると思います。

トロフィーワイフ*1とはいってもトロフィーハズバンドってあんまり聞かないですよね。

不器用な先輩の本音

少し話は変わるのですが、最近本屋で「不器用な先輩」という漫画が平置きされていました。どうやら不器用さ故に他人にぶっきらぼうな接し方をしてしまう美人先輩OLとの日常を描いたものらしいです。

その本の上に本屋が書いた紹介用のPOPがあり「不器用は嫌われる要素にはならない!」と書いてあったのですが、先輩が純度90%ぐらいのゴリラみたいなブスだったら嫌われないとは言い切れないと思う。

顔じゃなく雰囲気がかわいい女性も数多くいるのですが、表紙にある女性はどうみてもかわいい(と思われるように描いているはず)。

まずブスだった場合タイトルは「無愛想な先輩(ブス)」、「表情の硬い先輩(ブス)」、「言葉のきつい先輩(ブス)」等々(これは延々と挙げられる)となり、あまり面白い話にはならないと思われます。

イケメンに限ると思いたい男

数年前にまとめサイトを熱心に見ていた時期があるのですが

 

ただしイケメンに限る

 

という書き込みをよく見かけました。あまりに広まり過ぎて「※」で通じるみたいです。

例としては

○○できる男ってグッとくるよね~→※ただしイケメンに限る

見たいな用法です。

恐らくネタだとは理解しているのですが、ほんの少しでも本気な部分があるのだとしたらその心理とはなんなのか。そこを考えてみました。

 

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※画像は女性がキュンとくるセリフをキモイ男に語らせたものです。

 

確かにこう強調されると「イケメンこそ正義!」と言いたくなるような気もしてくるのですが、そうでないことはやはり先の星野源の例にしてもハッキリしている。

思うにそういいたくなる経験をしていると外見に対する負の先入観、コンプレックスを強く抱いてしまうのではないでしょうか。

いかに福山雅治が「男は顔じゃない」と言っても、彼が幼少期に外見が原因でいじめを受けたりしているとは考えにくい。

僕も外見が原因でいじめを受けたことはないのですが、仮にその経験があったら「※ただしイケメンに限る」と掲示板にひたすら書きまくるマシーンになっていた可能性もあります。

自分の経験が現実を見る目を曇らせてしまうことは、容姿だけに限った話ではないのですが。

 

更に言及するとこの言葉が行き着く先に「自分は外見が原因で異性にモテないし、積極的にもなれないんだ!」という考えがチラつきます。

つまり原因は自分でなく先天的な要素にあって、この現状はしょうがないんだ!と自分に逃げ場を与えてしまうような思想に行き着いてしまったら、その「弱さ」をもって異性から相手にされない、もしくは自分から相手にしなくなってしまうとも考えてしまいます。

なのでこの辺を正確に表現すると

「※ただしイケメンに限る(と思いたい)」

といった感じに本音が隠れていそうです。

外見というより、それによって捻くれてしまうことこそが「※ただしイケメンに限る」という言葉を生み出しているのではないでしょうか。

しかしここまで考察を重ねておきながら、外見によって性格が屈折してしまうような環境だったり、本人の感受性に関してはどうしても運が絡んできてしまうような気がします。

 

ちなみに私見だと容貌が優れている人に感じのいい人が多いような気がします。

あらかじめ捻くれる要素が取り除かれているばかりか、みんなが優しくしてくれるようなものを最初から持っているに越したことはないですよね。

やっぱりイケメンに限りますね!

*1:男性が己のステータスシンボルにするため結婚した女性。肉体的な外見的魅力だけで、無知または純粋であり、魅力的であり続ける以外にはほとんど価値は無い女性を意味する。byWikipedia

勝利に固執する心理

ダイアモンドだねぇ~あぁ~

最近TFTっていうネットゲームにはまっていました。サービスが始まったとき以来ひさしぶりに遊んだら面白かったです。

はまり過ぎて数日は睡眠、食事、買い物以外の時間はほとんどゲームをしていたんじゃないでしょうか、目と腰がおかしくなりそうです。 

その甲斐あってか始めてから2週間弱でダイアモンドまでいけました。統計サイトによると上位2.5%ぐらいと書いてあります。ほんまかいな。

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みなぎるニートパワーで回しまくっただけなので実力はお察しです。

ちなみにこれがどれくらいのレベルかと言うと

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勉強で言うと義務教育を終えた中学生ぐらいじゃないでしょうか。

ちなみに格闘ゲームは1ヶ月くらいやったことがあるのですが全然勝てませんでした。

感覚的でなく理詰めで遊ぶとやはり最低限必要な時間投資が比較的多いゲームコンテンツだと思います。

ランクゲームの熟練度への見解

とりあえずこのゲームはこうやって遊んでねっていう製作側の意向を理解した段階が、大体どのランクゲームでも上位10%前後くらいだと思っています。セオリーを頭に詰め込む作業ですからね。

 

それ以下になってくるとやり始めて日が浅かったり、我流で遊びたい人だったり、そこまでゲームを理解している段階ではない人が多い印象。

それ以上の実力となってくると詰めるところを詰めて、自分の色を出して、対戦相手の心理を読んで、そして最上位に近づくにつれてセンスや運の要素が大きくなってくる。そんな感じだとは思います。

他のゲームで上位0.2%(人口8万人ほど)くらいまでやりこんだことがあるのですが大体こんな感想でした。

対戦?わいわい?ポチポチ?

最近のゲームは風潮としてオンラインで競技性を重視したタイトルが数多くリリースされていているように思います。しかし日本だけに限った話なら白黒つけたりしないソーシャルゲームの方が人気が高いです。

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2019以降もPCゲーム市場は衰退傾向にあるみたいです。

 

僕は過去にFF14やソシャゲにハマったこともあるのですが、この辺のゲームは突き詰めると時間かお金のどちらか、もしくはそのどちらも投資することがゲームをやり込む上で重要な要素というのがハッキリしてますよね。

その時間の投資で最たるものがログインボーナスやデイリーコンテンツ(毎日更新されるやつ)だと思うのですが

 

ログインボーナスって仕事感強いんですよね...

 

人間は普段から目にするものに関心を抱きやすい(心理学用語だと単純接触効果ともいいます)。つまりはゲームへの関心を強く抱かせるための企業、及び製作側の意図を強く感じるシステムです。

その結果得られる装備やらレベルっていうのは、技術でもセンスでもなく「誰でもできてしまう」ものなので対戦ゲーム程は惹き付けられませんでした。

とはいっても白黒つけない楽しみ方も十分理解できますし、優劣をつけるだけの視点しか持てないのはゲームに限らずもったいないことだと思います。

友達と話題にしたりワイワイ遊ぶの楽しいですからね。

なぜ勝ちたいのか。上手くなりたいのか。

ランク付けされる対戦ゲームを昔からやりこんでいるのですが、この行動に最近疑問を持っています。レーティングの奴隷になってるような気がしてくるんですよね。

それは多分僕の視点がまだ浅い位置にあるからっていうものあるのですが、それを抜きにしても数字で優劣をつける物事に執着する人は

 

なんで勝ちたいと思うのか、どうして人より上手くなりたいのか。

 

このことを考えるようになりました。

ゲームに限らず勉強にしろスポーツにしろ順位付けされる物事は、人より上位につけることがステータスになりますから、そこで結果を出すことが自分の正しさを証明することになると思うんですよね。

やはり自分を正しいと思いたい、思われたいとするなら客観的にもそれを証明してくれる手段としてレーティング、Tier、ランキング、大会での入賞...を求めるのではないでしょうか。

正しいと認められたい。これが波及して一目置かれたいやら有名になりたいという欲望に形を変えるのだとするなら、結局つまらない結論にはなるのですが

 

実力主義(結果主義)は承認欲求の表出

 

という結論に至りました。

仮に他の人に自慢するわけでもなく、高ランキングを取って自己満足することだけを目標としているとしても、その満足にはランキングを競っている他人、自分の正しさを証明してくれる存在が必要なので結論は変わりません。

自分を正しいと思いたいのも自己承認欲求といってカテゴリーは同じですからね。

 参考になった考え方

ゲーム業界では有名な梅原大吾さんの著作です。格闘ゲームの歴史のような人です。

単に勝つことや技術面の話でなく「勝負事とは何か」、「自分にとって対戦ゲームとは何か」といったところを真剣に見つめているような姿勢がよく見える本でした。

著者が僕と同じぐらいの年齢の時期と照らし合わせても、物事に取り組む姿勢や考え方は全然及ばない領域に達していて、ゲームが上手いだけの人じゃないってハッキリと思いました。

キャバクラに始めて行ったときの話

キャバクラ?あぁ、そうゆうのあるよね(笑)

時は2017年、僕が東京でフリーターをしていた時の話です。

小僧の頃はキャバクラを軽く見ていた。

「なんでそんな高い金払って女と話してるんだろうなぁ」と思っていたのだが、実際大人になって分かったのが

(世代の近い)女の人と話す機会がない。

バイト先には既婚で50くらいの主婦しかいなかった。

受身だとなにも始まらないし、これまでの女性関係も壊滅的だったので連絡先を持っている異性は苗字が同じ人しかいませんでした。

 

陰キャの日常って家と職場の往復になりがちな気がします。

 

一切合切女性と関わりをもつ努力をしてこなかった僕は、じわじわとそのことに悔恨を抱くようになったので、キッカケづくりとして行ったことがなかったキャバクラデビューをしてみようと思い立ちました。

入るまでの苦悩

東京に友達はいなかったので、一人で夜の繁華街に繰り出して店を物色していたのですが、ギラギラ光る看板とスーツ姿でウロウロしているキャッチの圧に負けて何もしないで帰ってしまいました。

虚ろな顔つきで家に帰り、発泡酒を飲みながら「あんな所入れる気がしねぇ...」とビビってしまったことに対する一人反省会をしていたのですが、ここで閃きます。

 

夜じゃなきゃ入りやすいのでは

 

どうやら世間には昼キャバなるものがあるそうで、店も空いていて値段も安いらしい。

なるほどこれはいいものを見つけたと思い、さっそく次の日に昼の繁華街に繰り出しました。そして狙いを定めた店を見つけたのですがやはり入りずらい。一回素通りして帰りたくなってしまいました。

しかしここで帰るわけには行かない、自分の欲望を裏切ろうとする自我との戦いでした。

そして10分ぐらい考えた挙句、コンビニでエナジードリンクを買って一気飲みした後覚悟を決めて突撃しました。

ようやく入店!

店の前でウロウロしているスーツの人をガン無視して店内に入ると、初回だの指名だのと説明をされたのですが、よく分からないのでとりあえず初回ってことで入りました。

僕は店に入る気力を削がれないように、キャストを確認していませんでした。しかしこのキャバクラへの挑戦は自分との戦いという意味合いが強かったので、例えババコンガがでてきても僕は動じなかったと思います。

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キャバ嬢との会話

ガラガラの店内に通されて店の隅に座って待っていたら来るではないですか

 

かわいい女性が!

 

童顔で背が小さい、芸能人でいうとゆきぽよって人に似ていた。

 

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そしてすぐ横に座ってトークを開始した。

 

嬢「おいくつなんですか~?」

僕「23ですよ」

嬢「同い年ですね!見た目未成年みたいで焦っちゃいました(笑)」

 

こんな調子で会話を続けていたのだが、向こうの話でちらほら出てくる男の登場人物は全て「男友達」と呼んでいるのが非常に違和感があった。

しばらくして僕は異変に気が付き始める

 

あれ?あんまり面白くないな...

 

かわいい女性と話したら勝手に僕の中のキモイおやじが顔を出して、ヘラヘラ楽しめると思っていたのだがそこまで甘くはなかった。

相手が気を使っているのがビンビンに伝わってくるのである。僕の中のHSP*1が顔を出していた。

接待を仕事としている以上、愛想笑いしたり気を使って話を振ってもらうのだが、話しぶりから見てもこれらの態度は、正確には「嘘」なのがありありと見て取れてしまう(様な気がする)ので警戒してしまうのである。

 

その店のシステムだと初回は30分交代で2人のキャストが入れ替わるので、しばらくして入れ替わりの2人目がやってきた。

外見的には最初の人よりタイプだったが結果は同じ。緊張しすぎて咳が止まらず「タバコ吸ってるんですか?」と訊かれました。

 

うまく喋ろうと意気込んだり、沈黙が怖いと感じてしまうような会話は大抵盛り上がらないものなんだなと身を持って知りました。

 

そして会計。言われるがままにドリンクを入れてたら1時間で1万円くらいになっていました。当時の僕の10時間分の時給である。

なにか大人になったような気がしつつも、実際にしたことと言えばキャバクラで1万円払ってコミュ障晒しただけでした。無念。

*1:HSPとはハイリー・センシティブ・パーソンの頭文字を取った言葉で「視覚や聴覚などの感覚が敏感で、非常に感受性が豊かといった特徴を生得的に持っている人」

ブス専の本懐

ブス専について

いわゆるブス専門。他にもB専やらモンスターハンターやらと言われているが、これは容姿に恵まれていない男女を専門に好意を抱く、もしくは交際をする人間のことを指している。

ブス専になりたい!

僕は過去にブス専になろうと努力したことがあった。具体的になにをしたのかというと、来る日も来る日もブス(失礼!)の顔を見て美人だと思い込む、美人の顔をみてブスだと思い込む自己暗示をかけようとしていたのである。

美人=ブス、ブス=美人の美的感覚の逆転に成功すれば、たいそう開けた世界が見えると思っていたのである。

 なにせ市場は常に競争相手がおらず、選び放題ではないか。デブ、ブス、BBA...大いに結構、なぜならそれを僕は愛するのだから。

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 こんな夢物語を本気で考えていた僕は大ばか者でした。どうしてもブスはブスにしか見えない。なぜなら美醜と言うのは残酷なまでに普遍性を持っていて、生殖に適した異性をふるい分ける感性を生まれながらにして人間は備えていると思われました。そうして僕は座標転換に失敗したのであります。

もっともストライクゾーンは広がりましたが。

ブスという選択肢

ここで一つ疑問が湧きます。

 この座標転換に成功したか、ストライクゾーンが無限に広いのか、もともと感性が逆転している人間のみが栄光あるブス専になりえるのかという疑問です。

ここに関してある考えが浮かび上がりました。

 ブスをブス故に選ぶ

ブスが美人に見えるからではなく、ブスだからこそ選ぶという考えです。

 ではなぜわざわざブスを選ぶのか。男の場合であればブスの方が自分のほうが優位に立ち回れるから、女の場合であればイケメンを選んで浮気される心配がないから...色々考えられますが、どれも本質ではないような気がする。しかしながら恋愛と感情論はどうしても引き離しずらい。そしてそもそも恋愛とはなんなのか。

芥川龍之介の一文

「恋愛はただ性欲の詩的表現を受けたものである。少なくとも詩的表現を受けない性欲は恋愛と呼ぶに値しない」

性欲の究極の目的と言えば種の保存だと思われます。それを感情論で説明しようとすると明快な解答を得るのは非常に難しい。たちまち人それぞれな意見が噴出するからです。なので子孫繁栄に問いを絞っていきます。つまり

みんながイケメン・美人に集中するとあぶれる可能性が高い

こう考えると話が早いのです。絶対に美形の人間しか選ばないとなると限られた人間しか相手を獲得できない。つまりは子孫を残したければ妥協するしかないのです。

 加えて浮気の可能性も少ないときていればブスを選ぶ理由としては十分だと思われます。男がブスと結婚した場合、托卵*1の可能性が低くなります。

ブスは安定した子孫繁栄には適しているのです。

まぁ女が男を選ぶ場合、そこまで容姿が重要かといわれるとそうでもない気がしますが。

 

全く関係ないのですが家の周りを散歩していたら女性物の下着が放り出されていました。

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もちろん持って帰ったりはしていません。

 

*1:卵の世話を他の個体に托する動物の習性のこと。つまり不倫