現在の居住地は、神奈川県秦野市の外れで、富士山が見える山の中である。
着いてみて分かったのだが、最寄りのスーパーは1km以上離れていて、最寄りのコンビニは900m先である。最も近いのは職場という有様。恐らく、これまで住んできた土地の中で最も不便な土地であることが判明した。爺さん婆さんが経営している商店だけは歩いて10mのくらいのところにあるが、店内を散見したところスカスカの店内に寡黙な爺さんがポツネンと立っていてなんだか昭和を感じた。
以前住んでいた茨城県かすみがうら市のアパートの近くにはまだスーパーとドラッグストアがあった。
ここにはなにもない。
秋田からの来訪者
スーパーに買い物に行くだけで往復3kmの道を歩かなければ行けない。そこまでの忍耐力は備えていないので、やむを得ず乗り物を購入することにした。チャリでも良かったのだが、久々に車道にでて行動範囲を広げたくなったので燃料で走るものを買うことにした。
本来は雨でも走れる車が望ましいが、車両代や下手くそすぎる運転スキルを考慮して(以前バックで外車に突っ込んだことがある)、バイクにすることにした。単身者が四人乗りの車を運転する必要性を感じなかったというのもある。
というわけで、中古のバイク屋にいって荷物のたくさん乗りそうなビックスクーターを購入した。本体20万、乗り出しで30万を切ったのでコスパはまぁ悪くない。メットインの積載量は中々のものである。
納車するとナンバープレートに懐かしい文字が。
ここに来てまさかの秋田ナンバー。自己紹介の手間が省けて助かる。
久々の公道で少し緊張していたのだが、あまりに操作が簡単なので10分で全てを理解してしまった。右足でリアブレーキを操作して、左手でクラッチを操作して、左足でギアチェンジをしていた頃が懐かしい。こちらは右手で走って左手で止まるだけである。
最近趣味という趣味もなかったので気分転換に丁度いいおもちゃを手に入れたかもしない。
というか、長期連休は道が混みすぎではなかろうか。本を買いに行くだけでとんでもない車の量で具合が悪くなった。渋滞に巻き込まれながらデカすぎる故に容易にすり抜けもできず空を見上げているスカイウェイブの秋田ナンバーを見かけたらクラクションを鳴らしてあげて下さい。
フロントを割ります(狂気)