あんぽんたんの日記

四半世紀生きました

勝利に固執する心理

ダイアモンドだねぇ~あぁ~

最近TFTっていうネットゲームにはまっていました。サービスが始まったとき以来ひさしぶりに遊んだら面白かったです。

はまり過ぎて数日は睡眠、食事、買い物以外の時間はほとんどゲームをしていたんじゃないでしょうか、目と腰がおかしくなりそうです。 

その甲斐あってか始めてから2週間弱でダイアモンドまでいけました。統計サイトによると上位2.5%ぐらいと書いてあります。ほんまかいな。

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みなぎるニートパワーで回しまくっただけなので実力はお察しです。

ちなみにこれがどれくらいのレベルかと言うと

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勉強で言うと義務教育を終えた中学生ぐらいじゃないでしょうか。

ちなみに格闘ゲームは1ヶ月くらいやったことがあるのですが全然勝てませんでした。

感覚的でなく理詰めで遊ぶとやはり最低限必要な時間投資が比較的多いゲームコンテンツだと思います。

ランクゲームの熟練度への見解

とりあえずこのゲームはこうやって遊んでねっていう製作側の意向を理解した段階が、大体どのランクゲームでも上位10%前後くらいだと思っています。セオリーを頭に詰め込む作業ですからね。

 

それ以下になってくるとやり始めて日が浅かったり、我流で遊びたい人だったり、そこまでゲームを理解している段階ではない人が多い印象。

それ以上の実力となってくると詰めるところを詰めて、自分の色を出して、対戦相手の心理を読んで、そして最上位に近づくにつれてセンスや運の要素が大きくなってくる。そんな感じだとは思います。

他のゲームで上位0.2%(人口8万人ほど)くらいまでやりこんだことがあるのですが大体こんな感想でした。

対戦?わいわい?ポチポチ?

最近のゲームは風潮としてオンラインで競技性を重視したタイトルが数多くリリースされていているように思います。しかし日本だけに限った話なら白黒つけたりしないソーシャルゲームの方が人気が高いです。

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2019以降もPCゲーム市場は衰退傾向にあるみたいです。

 

僕は過去にFF14やソシャゲにハマったこともあるのですが、この辺のゲームは突き詰めると時間かお金のどちらか、もしくはそのどちらも投資することがゲームをやり込む上で重要な要素というのがハッキリしてますよね。

その時間の投資で最たるものがログインボーナスやデイリーコンテンツ(毎日更新されるやつ)だと思うのですが

 

ログインボーナスって仕事感強いんですよね...

 

人間は普段から目にするものに関心を抱きやすい(心理学用語だと単純接触効果ともいいます)。つまりはゲームへの関心を強く抱かせるための企業、及び製作側の意図を強く感じるシステムです。

その結果得られる装備やらレベルっていうのは、技術でもセンスでもなく「誰でもできてしまう」ものなので対戦ゲーム程は惹き付けられませんでした。

とはいっても白黒つけない楽しみ方も十分理解できますし、優劣をつけるだけの視点しか持てないのはゲームに限らずもったいないことだと思います。

友達と話題にしたりワイワイ遊ぶの楽しいですからね。

なぜ勝ちたいのか。上手くなりたいのか。

ランク付けされる対戦ゲームを昔からやりこんでいるのですが、この行動に最近疑問を持っています。レーティングの奴隷になってるような気がしてくるんですよね。

それは多分僕の視点がまだ浅い位置にあるからっていうものあるのですが、それを抜きにしても数字で優劣をつける物事に執着する人は

 

なんで勝ちたいと思うのか、どうして人より上手くなりたいのか。

 

このことを考えるようになりました。

ゲームに限らず勉強にしろスポーツにしろ順位付けされる物事は、人より上位につけることがステータスになりますから、そこで結果を出すことが自分の正しさを証明することになると思うんですよね。

やはり自分を正しいと思いたい、思われたいとするなら客観的にもそれを証明してくれる手段としてレーティング、Tier、ランキング、大会での入賞...を求めるのではないでしょうか。

正しいと認められたい。これが波及して一目置かれたいやら有名になりたいという欲望に形を変えるのだとするなら、結局つまらない結論にはなるのですが

 

実力主義(結果主義)は承認欲求の表出

 

という結論に至りました。

仮に他の人に自慢するわけでもなく、高ランキングを取って自己満足することだけを目標としているとしても、その満足にはランキングを競っている他人、自分の正しさを証明してくれる存在が必要なので結論は変わりません。

自分を正しいと思いたいのも自己承認欲求といってカテゴリーは同じですからね。

 参考になった考え方

ゲーム業界では有名な梅原大吾さんの著作です。格闘ゲームの歴史のような人です。

単に勝つことや技術面の話でなく「勝負事とは何か」、「自分にとって対戦ゲームとは何か」といったところを真剣に見つめているような姿勢がよく見える本でした。

著者が僕と同じぐらいの年齢の時期と照らし合わせても、物事に取り組む姿勢や考え方は全然及ばない領域に達していて、ゲームが上手いだけの人じゃないってハッキリと思いました。