あんぽんたんの日記

四半世紀生きました

街コンに始めて行った時の話

街コン、それは大人への階段

年齢を重ねたら親類が縁談を持ってきた時代は過ぎ、男女の出会いは企業が取り持つ時代であります。

 

当時職場と自宅の往復を重ねていた僕は、登場人物がほとんどおっさんしかいない日常に少々飽きておりました。

しんどい平日を乗り越えた先に退屈な休日が待ち受けている閉塞感はなんとも耐えがたいので、日常を彩るべくコミュニティーやらイベントやら色々調べていたら街コンの広告が目に留まりました。

見てみると参加費は男性が8500円、女性が1000円。

これが男女平等参画社会か...(?)とあまりの金額差に不条理を感じたのですが、好奇心には勝てず当日予約して旅立つことにしました。

男女比のなぞ

そして会場の店に到着するとたくさんいるではないですか

 

男が

 

確かに男女比が同じとは書いてありませんでした。

単に女性の参加者が少なかったのか、利率の高い男性を多めに呼んでいるのか。

真実は分かりませんが男性9人、女性4人の歪な男女比を確認し、おもむろに天井を見上げて9匹の獣と4つの生肉が置いてあるような空間を存分に噛み締めました。

とはいってもいかにもギラついた人はほとんどいなくて、せいぜいクラブにいそうなスーツ姿の2人組がいたぐらいなので、草食動物と野草の方が正しいかもしれません。

 

余談ですが受付で年齢詐称が発覚してはじかれた女性がいたみたいです。

8500円の魔境

そして各々が卓に着き自己紹介カードを書いた後、トークのようなものを開始し始めました。

僕の横に座っていてタレントの神無月に似ている男性が頑張って女性に話しかけているのを心の中で応援しつつ、僕自身は相槌を打ってぼんやりしておりました。

 

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「趣味はなんなんですか~?」

「休みの日は何してるんですか~?」

「出身地はどこですか~?」

 

飛び交う質問の合間に悲しいくらいしょぼい食事が運ばれてくる。

そして参加している女性よりも受付の人の方が美人で目立っているのがなんともいえない雰囲気を助長している。

こういった社交の場になれた猛者なら豊富なトークで場を盛り上げるのかもしれないと思いつつ、その風景に僕は5分で飽きてしまいました。

なので会話の内容もほとんど覚えておりません。

 

そんなこんなで義務感100%の連絡先交換という儀式を終えた後、街コンは解散となりました。

その後

帰りみち神無月くんが歩いているのを見て話しかけてみたら10回くらい街コンに足を運んでいるすごい人でした。

色々と話をしているうちに仲良くなり、ご飯の約束をして後日夕食を一緒に食べに行きました。

 

街コン参加者の女性も一応連絡先は交換したことなので誰か誘ってみようかと思い、参加者の一人に連絡したら意外なことに返信があり、後日食事でもどうかという流れになったのですが、その後急に僕の仕事が忙しくなり結局行かずに終わりました。

 

街コン行ったら男とご飯に行けるんですね。